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今日の とと姉ちゃん【感想・レビュー・あらすじ・朝ドラ】なゆログ

NHKの2016朝ドラ「とと姉ちゃん」のあらすじ・感想・絵日記。他にも関連情報をご紹介します。

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「何のために」6/8(水) 今日のとと姉ちゃん 第57話(第十週)

滝子に連れられ、仕立て屋さんに来た美子。プロの技に魅了される。

「連れてきてよかったよ。美子のそんな顔、久々に見た。
ご主人、無理を言って仕事場にお邪魔させて頂いて、ありがとうございます」
「はは、滝子さんにゃ叶わねえからなぁ。
お嬢さん、また来たらいいよ。あ、忙しい時は手伝ってもらおうかね」
「い、いいんですか!?」


---
「へえ!仕立て屋さんで働くの!すごいじゃない」
「違うよ。見せてもらうだけ」
「でも御駄賃貰うんでしょ?」「うん、少しだけだけど…」

富江と鞠子に報告する美子。

「とと姉に報告しなくちゃね」
「ええ~…だって絶対に反対するもの」
「もう、あの時は美子が悪かったんでしょ。同じ部屋で暮らしているんだし、いつまでもこのままじゃだめでしょ」
「・・・」
「あ、帰ってきたみたい」

「と、とと姉」
「あっ、ごめん。持ち帰りの仕事があるの。話なら後にして」
そう言ってさっさと部屋へ入ってしまう。

歩み寄った気持ちを粉々にされ、怒りながら襖をしめる美子を、鞠子たちは同情の目で見つめた。

ただ常子にも事情はあった。
昼間、諸橋 道子が騒動を起こしたためにクビになった。
片付けをしているところに課長が現れる。

「今日付けで諸橋君はくびにしたから。彼女の仕事は他のみんなでフォローしてくれたまえ。
ん~?何かもんくでもあるのか?言ってみろ!」

早乙女「…それでは言わせてもらいます。諸星さんの処分はどうなったんでしょうか?」

「そんなのあるわけないだろ。女が辞めれば丸く収まるんだ。ただでさえ戦争のせいで人手不足なのに男を辞めさせるわけないだろう」

「男女で処分に差があるのはおかしいと思います」

「ハッ!職業婦人とかおだてられていい気になってるんじゃないだろうなぁ。言っとくけどお前たちの代わりなんていくらでもいるんだよ!分かったら、さっさと仕事をしろ!」

---

そうして増えた仕事を持ち帰ったのだ。常子は夜を徹して頑張った。

そして朝。

気づけば家族はいない。

「常子。やっと起きたの。ほら、ご飯を食べてらっしゃい」
「ええ?みんな食べちゃったの?起こしてくれたらよかったのにぃ」
「起こしましたよ。起きなかったのは常子でしょ」

「・・・とと姉だって、家訓を守ってないじゃん」
「え?だって、しょうがないでしょう。仕事してたんだから」
「ふうん、仕事してたら何しててもいいんだ。だから仕事ばっかりそんなにしてるわけ」
「そんな言い方・・・誰のために働いてると」
「そういうの嫌なの!重いの!!
家族のためって、そう言われる気持ちにもなってよ!私はもっと自由でいたいの!」
パン!
「常子の気持ちも考えずに勝手なことを言うんじゃありません!」
「・・・私だけじゃないよ。・・・まり姉だって言ってる」

そう言い残し、部屋を飛び出す美子。

「え・・・そんなこと、思ってたの?・・・まりちゃんも?」

「もう・・・そういうのは言わない約束でしょ・・・」愚痴りながらもばつが悪そうな鞠子。

「う、ん・・・。
でもね、あの子も心配してるのよ。とと姉、いつも家族のためってばっかりで。自分のこと全然考えていないって。
もっと、自分のために本当に好きなことをやって欲しいって、言ってるの」

「・・・・・・」

---

星野の家に来た常子。

すると星野はまた素っ頓狂なことをしていた。何でも植物にあげる水を温めるそうで、たらいに水を入れて抱えているのだ。

何となく心が和む常子。

部屋に入れてもらい、愚痴を聞いてもらう常子。

「そうですか・・・そんなことが」

「・・・」

「実は、私も常子さんにお話しがあるんです。
大阪に行くことになりました。尊敬している教授が呼んでくださって」

「えっ、おめでとうございます。
いつからですか?お戻りはいつ頃?」

「・・・ずっとです。研究室で働くことになったんです」

「・・・。
そ、そうですか。大変、急いで送別会をしなくちゃ」

「常子さんは僕と離れても平気ですか?」

「え・・・」

「僕は平気です!

・・・そう思おうとしたんですが、・・・耐えられそうにありません。
僕と、結婚してくれませんか」


つづく


感想!

よっちゃんの気持ち、わかるわぁ。

常子もずっと話してなかったよッちゃんの差し出したあの手。あれを跳ね除けるのはいかんわー。
でもドラマなら思春期の保護者としてダメやろ!って思うけど、いざ自分を振り返れば、体調や仕事や気分でこうしたタイミングを逃しちゃうことってきっとあるんだろうなぁ。怖い怖い。

この騒動はもともとの常子の歪みが原因なんだろうね。fate風に言うと。
いくら正しい行為だとしても、本来自分の幸せを第一に考えないっていうのは変なの。そんなの本当のととじゃない。
うおお、凛ちゃんの説教が聞こえるようだぜ。

この拗れも常子の持ち前の責任感に加えて、あまりにととが好きだったからなんだろうなぁ。

星野が解放の道を示してくれたけど、常子も好きだけど、でもやっぱり常子は行かない気がするなぁ。
ロケ事情とかストーリー関係なしにねw


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