「資料の波になんか負けない!」5/30(月) 今日のとと姉ちゃん 第49話(第九週) 第9週 「常子、初任給をもらう」 2016年05月30日 0 やっと貰えた仕事。張り切ってタイプを打つ常子。だがそうして完成した書類は没。理由はすでに朱美が完成させていたから。「わかった?あなたと私たちのタイプの速さは全然違います。そんなあなたには仕事はまかせられません。これからはあの2人のお手伝いをして頂きます」「・・・はい」 やっと貰えた仕事。張り切ってタイプを打つ常子。だがそうして完成した書類は没。理由はすでに朱美が完成させていたから。「わかった?あなたと私たちのタイプの速さは全然違います。そんなあなたには仕事はまかせられません。これからはあの2人のお手伝いをして頂きます」「・・・はい」家でもため息が尽きない常子を姉妹が気遣う。そんな二人に常子も苦笑が漏れるそんな折に星野が訪ねてくる。意味ありげに視線を交わす鞠子と美子。「? 星野さん?どうしてそんな遠くにいるんですか?」「いや、あの・・・なんだか二人で会うことが妙に照れくさくなってしまって」「ええ?だって今までだって会っていたじゃないですか」「まあ、そうなんですが、えっと・・・あ!これ、お借りしていたハンケチ、ありがとうございました!」「はぁ・・・ん?こらっ。ふたりともー!」「「きゃー」」のぞき見をしていた姉妹に気づく常子。---「すみません。うちだと子スズメたちがうるさくて」甘味屋に来た二人。またぜんざいを注文する星野。「どうですか?研究は?」「いや、最近なんだか集中できなくて・・・」「えっ、星野さんが集中できないなんて珍しい。もしかして熱でもあるんじゃ」そう言って額に手をあてる常子。「うわあ」驚きお茶をひっくり返す星野。常子はあわててハンカチで拭いてあげる。「あ!返したハンカチをまた汚してしまった!すみません。洗濯して返しますので」「ぷっ・・・くすくすくす。何だか不思議。星野さんといると胸につかえていたものが軽くなるみたい」「あはは、そうですか」---手持ち無沙汰ながら手伝いをする常子。しかしすぐにやることもなくなり暇に。その時男性社員が人手を求めてやってくる。朱美「すみません。あいにくうちは今手一杯ですので」常「あ、あの。私・・・あいています」「「「!!」」」社員についていくと仕事は大量の書類整理、清書、机の整理だった。しかも明日の4時までという。懸命に片づけるがすぐに退社時間も過ぎてしまう。そんな頑張る常子に優しい手が。掃除のおじさんがにこにこと「がんばってるから」とキャラメルをくれたのだ。いっぽうタイプ室では皆が帰り支度をしていた。「困った新人さんよね。そんな仕事しても意味ないのに」「本当に全部やる気かしら」多田「やると思います。彼女、責任感が強そうですから」「・・・・・・」「あ、いえ。何でも・・・」あけみ「お先に失礼します」つづく感想!朱美さん予想。たぶん男性並みに働こうと志してこの職についてものの女性蔑視、偏見に夢破れてこうなったのかな?いじめっ子だけど、周りの女子と違って孤高の人っぽいもんね。ただ諦めて折り合いをつけるのも生きていくのに必要だとは思うけど、それで別の子の足をひっぱてちゃーいけないよね。陽の末裔でもあったけど女の特性なのかしら。きっと仕事をやりきっても常子は評価されなくて、それでもめげない常子にだんだんと見る目が変わってくるってオチとみた。どうでしょうね?でも常子も駄目なところなくはない。やろうと思えばすることなんていくらでも。掃除、お茶くみ、何より勉強!最期はタイプを机からどかされていたけど、あった時にひたすら勉強してればいいのにね。インク代がもったいないなら暗記だけでも。何もしなかったらタイプの腕はどんどん落ちる一方だと思うんだけど。まぁ若いしこの時代仕事マニュアルもないし、しょうがないのかな。 PR