「時代は暗く重く…」6/4(土) 今日のとと姉ちゃん 第54話(第九週) 第9週 「常子、初任給をもらう」 2016年06月04日 0 常子はタイピストとして段々仕事を任せられ活躍するように、鞠子は大学で研究発表などもこなし充実した日々を送っていた。そして美子も勉強の方はイマイチで、先生にも常子にももっと頑張れと言われてはいるが、青柳の家へ縫物をしによく出かけ楽しんでいた。縫物の腕は確かで、滝子にも褒められ男衆も自分もぬってほしいとこぞって頼んでくるのだ。 だがそうして楽しく過ごしているところに清がやってくる。「お、美子ちゃんじゃない♪ ・・・あ、すみません。お母さん、隈井さん、ちょっといいですか?」その様子を見送りながら、何だか気にかかる美子だった。---宗「しばらく、松の弁当はやめようと思う」マツ「仕方ないね。このご時世だ」時は第二次大戦へと向かっていた。長谷川に赤紙が来るかも、と冗談交じりではあるが半分本気で心配もする声も。「大丈夫さ。今が我慢のし時だよ」「そうだそうだ。清にもロシアにも勝ってきたんだ」「あの・・・材木の方は大丈夫でしょうか」「ああ、青柳か。ううん、どうかねえ・・・」「そういえば深刻そうに話してた」「よっちゃん、またおばあさまのところに縫物にいっていたの?駄目じゃない、勉強しなくちゃ」そうして話題は美子の勉強に移り、この場での話は終わる。---星野との週一の報告会はずっと続いていた。星野のノートには「今日こそ、必ず常子さんに話す」とメモをしてある。だが、話は弟から無事を知らせる手紙が来たことを報告したのみで、肝心の何かは言えず仕舞いになる。甘味屋を出て「贅沢は敵だ」といった張り紙を見かけしゃべっていた2人。その様子をみて通りがかりの男性が「このご時世に女子と乳繰り合ってるなんてけしからん!」と怒鳴り込んでくる。常子は怒声に驚き言い返せない。だが、星野が毅然と前に立ち、トンチンカンながらも言葉の間違いを指摘し、男性を退散させる。「よかった・・・。常子さんを守ることができました」「私も、よかった。たくましい星野さんを見ることができました」---家では美子が常子のことで鞠子に愚痴っていた。「とと姉、口うるさい。あれって働くようになってからよ?お金を出しているから、口も出すのよ。それに月一のお出かけだって。家訓だからってみんな大人なんだし、そんなに律儀に守らなくたっていいのに」「大人って・・・(苦笑あ、とと姉 帰ってきたみたい」慌てて勉強する振りをする美子。だが部屋に入った常子はぼうっとしたまま、机の方へ向かい、ひとりで「うふふふふ」とニマニマ笑っている。「「・・・」」---一方、下宿に帰ってきた星野。ちょうど掛かっていた電話を大家から受け取る。「すみません。もう少しお時間を頂けませんか」常子はまだ、これから人生を変えるような大きな決断を迫られることになるとは全く知らないのだった。つづく感想!ニューバージョンの三姉妹が何だかギスついてて切ない。きつい状況でも1世代前はあんなに仲良かったのになぁ。美子ちゃんが思春期だから仕方ないのか。あと彼女も言うように、あんまり口うるさいのもね。その時は特にうざったく感じちゃうよね。時代のきつさも手伝って、来週はハードな展開になっていきそうですね・・・一番心配なのが青柳家だよ。看板は無事に残せるんでしょうか。今までの苦難とは全く別物ですから。星野の言うべきことは、徴兵じゃないよね。そうなると国に帰るってことくらいしかないよね。父親が倒れたとか?家業が回らなくなってるとか?何かアクシデントが起きたんでしょう。予告では結婚のキーワードも出ていましたが果たして!?気になります!蛇足ですが、長年使っていたテレビがとうとう召されたため、しばらく更新できないorスローペースになりそうです(;´Д`) PR