4/14(木) 今日のとと姉ちゃん 第11話(第二週) 第2週「常子、妹のために走る」 2016年04月14日 0 運動会がやってきました。 君子「あっちで2人、練習しているみたいよ。行ってみましょ」 美子「いい!勝てっこないよ。男の人も出るんだよ。 とと姉ちゃん、諦め悪いんだから…あーあ、トトがいればいいのに…」 「…」 --- 練習する常子と鞠子。 「はあはあ、まりちゃん、もっと思いっきり走っていいんだよ」 「ゼイゼイ…これで全力なんですが…」 「…。そう、頑張りましょ」 「やっぱりムリ。出るの止める」 「えっ、ダメだよ。出ようよ」 「もういいじゃない、お米欲しいのは分かるけど…」 「そうじゃなくて。 一位になって、美子を喜ばせたい。 トトみたいに美子に認めてもらいたいの」 「…。わかったよ。でもあの3馬鹿も出るのよ。勝てっこないよ」 そこに三馬鹿の上2人が登場。 「わかってんじゃねえか。そうそう、俺たちに勝てる訳ねえだろ」からかってくる。 「行こ」 「なんだよ。無視すんのかよ。お前らのトーちゃんはちゃんとしたしつけもしなかったんだなぁ。ああ~ん?」 ぴく 「なんですって? ちょっともう一回いってみなさい」 食ってかかる常子を後ろから羽交い絞めにしてとめる鞠子。 馬鹿兄弟は笑いながら立ち去る。 「なんで止めるのよ!悔しくないの?」 「悔やしいよ。悔しいから…人前で大恥をかかせてやりましょう!」 闘志を燃やす鞠子。 「うん!」 「あ。…でも、どうやって勝ったらいいのかしら」 「うーん…あ」 常子の視線の先には富士山が見えた。 「富士山」 「?」 「富士山のことだけ考えて、無心になって走るの。無心になってひたすら足を前に出す。どう?」 「ふじさん…、うん」 そして二人三脚本番。 姉妹二人は盛り上がる歓声をよそに、ぶつぶつ何かをつぶやいている。 ふじさん、ふじさん、ふじさん、ふじさん… ぱーん!スタート。 2人は「ふじさん」を掛け声に順調に走り出す。 一位は三馬鹿。順位は真ん中くらいか?それでもペースを乱さず、一心不乱に走る。 「がんばれー!」 三馬鹿の家族が応援している。その時、つい観客の方を見てしまった長男、バランスを崩して二人は転んでしまう。 それを抜き去る小橋姉妹。 美子はその様子をじっと見ていた。 トトが走り抜ける光景がよみがえる。「と-とー、頑張れー」飛び跳ねて応援しているのは幼いころの自分だ。 走り続ける姉たち。 美子の頭には次々といろんな光景が浮かんでは消えた。常子がトト姉ちゃんになってからの思い出だ。 トトになると宣言したとと姉 家族を守る、という家訓を作ったとと姉。 悩みを聞いてくれたとと姉。 「がんばれ・・・がんばれーー! ととねえちゃーん!!」 美子の声援に君子は泣きそうな顔をする。そして君子も応援する。 「がんばれー、がんばれー!」 ラストスパート。三馬鹿がいつの間にか、姉妹のすぐ後ろまでやってきていた。 結果は…わずかの差で、勝利!! 全力で走った姉妹、寝転がって息をつく。 「はあはあ、何位だったのかな」 そうしていると、係の人が順位の旗を持ってきた。そこに書いてあるのは大きな3の文字。 「3位か~」 でも、満足そうな姉妹。 一方、三馬鹿。 「くっそー、兄ちゃんが焦るからだ」 ふてくされて立ち去る弟。 そこに常子がやってくる。 「何しに来たんだよ」 「んー、お礼言いに。アンタ達のおかげで毬ちゃんが本気出してくれたから。 ありがと」 「…」 「あ、何これ!ケガしてるじゃない!」 長男の膝がすりむけている。 手拭いで拭いてやる常子。その様子を驚きつつ、見つめる長男。 「い、いいよ」 「だめよ!ケガはすぐにキレイにしないとダメだって習ったでしょ」 じっと見とれる長男。そこに鞠子が通りかかる。 「とと姉、何してるの?お米もらえるらしいよ?」 「えっ、三位だよ?」 「三位までお米がもらえるらしいの。三位だとお米5升だって」 「やったー♪ あ、じゃあ後は自分でね」 「…」 --- 「勝って手にしたお米は美味じゃのー♪」 お米を噛みしめる常子。その様子にくすくす笑う君子達。 ふと思い直したような顔をして常子は居住まいを正すと美子に向き直った。 「よっちゃん、今日は、ごめんね? ホントは一位になりたかったけど、ダメだった」 「…。ううん。すごかったよ。見ててワクワクした。 それにね!あの後みんなにすっごい褒められたの。お前の姉ちゃんすごいなーって。 あんなお姉ちゃん欲しいって。あの三馬鹿の弟も言ってきたんだよ。 皆はトトがいていいなーって思ってたけど、私もみんなにそう思われることがあったんだ」 嬉しそうに笑う美子。 「まり姉もありがと。あと、今まで、ごめんなさい」 「ううん、私も独りよがりだったかも。私こそごめんなさい」 君子「気張り過ぎだったんじゃないかしら? トトはトト。とと姉はとと姉。それでいいんじゃない」 ニコッと笑う常子。…とその時、どんどんどん!乱暴に玄関が叩かれる音が響いた。 掲示板の注意書きを思い出す鞠子。 「もしかして…泥棒?」 「よし」ほうきを手に、ひとり玄関に向かう常子。 「つねこ~~~」怯える君子は姉妹とともに部屋からその様子をうかがう。 「…だれだーーー!!」 「うわーーー!」 勢いよく扉をあけるとそこにいたのは会社の社長さんだった。 「あ、あれ、社長さん?ごめんなさい」 「どうなさったんですか?お顔が赤いですが」 「いや・・・これはちょっと一杯ひっかけて」 居間へ通された社長。 天気の話などを不自然にするも、君子に促され、この家に来た理由を話す。 「実は…援助を打ち切らせてもらいたいのです」 つづく 感想! 泣いた( ;∀;) 毎日泣けるわ!よしこちゃーん!よく応援したね。 そしてその後、きちんと謝れる姿、なんと素晴らしい…うちの子になって~! そして、3馬鹿。 好きになっちゃいましたね。あれは。 まあ有りがちではあるけどおいしいよね~。 ただいのっちが言っていた、今までのからかいは好きだからじゃなかったのかよ、ってのは確かにな~と思いました。 ま、たぶん無意識に気になってたんだと思いますよ。 治療はあくまできっかけってことで。 どっちかいうとまりちゃん辺りが三馬鹿と恋仲になると読んでたのでそこは意外だったけど、やっぱり主人公の恋模様は朝ドラには必須だよね。 何にしてもさらに盛り上がってきた! 明日も楽しみ♪ PR