「美子、危うし!」5/13(金) 今日のとと姉ちゃん 第35話(第六週) 第6週 「常子、竹蔵の思いを知る」 2016年05月17日 0 森田屋の自室いた君子に手紙を届けた常子。部屋には鞠子もいる。「ととからの手紙です。おばあ様がずっと大切に保管してらしたんです。」君子が手紙を手に取る。―突然の手紙、驚かれたことと思います。 森田屋の自室いた君子に手紙を届けた常子。部屋には鞠子もいる。「ととからの手紙です。おばあ様がずっと大切に保管してらしたんです。」君子が手紙を手に取る。―突然の手紙、驚かれたことと思います。瑣末な内容ですので返信は不要です。もしご興味がありましたらお時間のある時にお読み下さい。小橋家通信、まずはじめは三女の美子のことを書こうと思います。―先日、初めてお使いにやったのですが、泣いて帰ってきました。ごく簡単なものだったのですがまだ親離れするのは先のようです。―鞠子はなかなか賢い子です。本が大好きでよく読むから将来が楽しみです。ただ、目が悪くならないか少々心配していますととらしい・・・ 涙ぐむ鞠子―常子が先日、騒動を起こしました。職場の物干しだいに登って降りられなくなったんです。聞くと綴り方に書くために美しい景色を見ようとしたそうです。私は、正直なところこれを聞き常子を誉めたくなりました。この子は面白い感性を持っている。どうかこの感性をなくさずに育ってほしいと切に願います。そう言えば、この時の君子さんが傑作でした。常子を受け止めるため、ざるを手に駆けつけたのです。君子さんは時々抜けているところがあってとても微笑ましいです。ふふ・・・ 泣き笑いになる君子。常「おばあ様はととやかかや私たちを認めるように変わって言ったんです。15年かけて。」常子は滝子の言葉を思い出す。---滝「常子を見てると感心するよ。竹蔵さんも君子もよく常子のような子を育てたもんだ・・・間違っていたのは、私だよ」---君「!」常「そして、話し合う機会を、くれないか。今すぐおみくじを引いた神社に来てほしいとおばあ様が」---君子の脳裏に浮かんだのは幼い日の記憶「また大凶だったー」「安心おし。君子。お前に何が起こっても私が守ってあげるから」---君子は立ち上がる。常子と鞠子も後を追った。一方、滝子は隈井を連れ神社へ向かっていた。橋にさしかかった頃、見下ろすと川桁で笹舟を流し遊ぶ美子を見つける。笹にうちわで風をおくるのに夢中らしい。そのまま前に身を乗り出した拍子にバランスを崩してしまう。バシャーン滝「美子!!」美子ー!川から騒ぎが聞こえる。常子たちが駆けつけると、川の中に美子が!それを見た瞬間、躊躇なしに常子は川に飛び込んだ。君子、滝子も泣きながら叫び今にも飛び込まんとするが周りに止められる。青柳商店の男連中も次々飛び込む。川は濁り探しても見つからない。ぷはっ!滝「常子!美子はあっちだよ!」常「はいっ!」必死で泳ぐ先に、美子が!ぷはっ!わああ 無事に助け辺りは歓声に包まれた。---青柳の家。毛布にくるまれる美子。君子が抱きかかえ必死にさすっている。その様子を常子鞠子、滝子隈井が見守る、やっと目をあける美子。気付いた途端泣き出してしまう。君「大丈夫?」美「ごめんなさい。」「あんなところで遊んじゃ駄目よ。ね?もう、近づかないで」「はい・・・」「でもどうしてあんなところで遊んでいたの?」「遊ぶところが、なかったから…家はみんな忙しそうだし。友達も早く帰っちゃって、遊ぶ場所がなくて・・・」!一同、虚を突かれる。常「ごめんね、よっちゃん。私たち自分のことばっかりで、全然構ってあげてなくて」震える声で滝子が語りかける。「美子許しておくれ。私が悪かった・・・だからまた、おやつを食べに来ておくれそれに常子も本当によくやったね」微笑む常子。君「・・・ご心配、おかけしました。あの、私は・・・」「話は後だ。このままじゃ風邪を引いてしまう。2人とも風呂に入ってあったまりな」優しく笑う滝子だった。つづく感想!山場再び!滝子と君子の心が溶けていく様子が見事だった。常子が躊躇なしに飛び込む姿に感動した。やっぱりとと姉ちゃん、すんばらしー!でも金曜で収束しちゃったね。土曜は何をやるのかな? PR