「食後には歯磨きを」5/20(金) 今日のとと姉ちゃん 第41話(第七週) 第7週「常子、ビジネスに挑戦する」 2016年05月20日 0 薄荷を加え、練り歯磨きを完成させた常子達。森田屋や知り合い、友達などにも試してもらったが評判は上々だった。鞠「先生、あの、よかったらこれ、お試しになってください」「歯磨き粉ですね。それならもうお姉さまに頂きましたよ。おかげでほら、今も薄荷の香りが…ふう~」 薄荷を加え、練り歯磨きを完成させた常子達。森田屋や知り合い、友達などにも試してもらったが評判は上々だった。鞠「先生、あの、よかったらこれ、お試しになってください」「歯磨き粉ですね。それならもうお姉さまに頂きましたよ。おかげでほら、今も薄荷の香りが…ふう~」「あ、それは 失礼しました」たたたっ「素晴らしいお姉さまね。あの行動力には感心します。鞠子さんあなたは?挑戦していますか?それともまだ思いは定まらないままなのですか?」「・・・。先生・・・あの、姉には決して言わないで頂けますか」---常子「あ、星野さん!ありがとうございました。おかげで歯磨き粉が作れました」「そんな・・・私は母に聞いたことを伝えただけで」「いえいえ、みんなにも評判で。あ、そうだ、これ。使ってみて下さい!ぜひ感想を聞かせて下さいね。それじゃ!」「・・・」---「「「かんぱーい」」」評判がよかったことに気を良くする姉妹。お金持ちへの道も夢じゃないかも?なんて思っているところに哲郎がやってくる。「なあに、おじさん。妙に暗いけど・・・」「お前たちはいいよなぁ。楽しそうで・・・はああ、やられたよ。一緒に事業をやる仲間に金を持ち逃げされちまった。あと十日で150円返さなきゃなんねえ。」「えっ、でもうちにはお金ないですよ」「わかってらぁ。宗吉さんにでも聞いてみようかと思ってよ」「宗吉さんだって無心できる状況じゃないですよ」「・・・は~あ、もはやこれまでかぁ」常「・・・おじさん、まだ分かりませんよ」---ぺろ「ふ~ん、悪くないじゃねえか。これなら売りもんになるな。それより常子さっき聞いた粗利は本当か?」「ふっふっふ、はい。これなら150円は無理でも少しはお力になれるかも」「でも売るって、どうやって売るの?もっといろんな人に知ってもらわなきゃダメなんじゃない?」「あ…。う~ん、道端で声を掛けながら売るとか?」「私も手伝う♪」「ああ、それなら確かに売れそうね」「ばーか!お前ら商売が全然分かっちゃないな。そんなことしてみろ。怪しんで買わないのがオチだ。それに評判がもしよくなったとしても、いつどこに行けば買えるのか客は分かんねえじゃねえか」「う。 でも、それじゃあ、どんな方法があるんですか?」「よく聞いてくれた。俺にい~いアイデアがある。それはな・・・森田屋の仕出しに歯磨き粉の試供品をつけるのよ!」---宗「弁当に歯磨き粉~?だめだだめだ!弁当の後味が変わっちまうかもしれないだろ」「そこを何とか」「「お願いします!!」」「宗吉~、固いこと言わないで協力してあげりゃいいじゃないか」「わたしからもお願いします」「だめだったら駄目だ。これでもし評判が落ちてみろ。本末転倒になるだろうが」「宗吉さ~ん♪」「お、てっちゃん」「この前は楽しかったなぁ。ん?人の金で飲む酒だとまたさらに上手いんじゃねえの?」「あはは、いや、その。何だよ。困ったことがあれば力になるぞ」「じゃ、これ。歯磨き粉、付けてやってよ、な?」「~・・・!だめだだめだっ」「…ふーん、あ、そういえば宗吉さん酔ってて覚えてないと思うけど、女将を口説いてたんだぜ?」ひそひそ「ええっ」「奥さん、いい人そうだけどああいうのが一番怒ると怖いんじゃないの?なんたってあそこの女将さんびじんだからなー!」照「ん?」宗「あーーーーーーー!!!」宗「こほん。みなさん、今日からうちの弁当にはこの歯磨きを付けますので、よろしく」---そうしてみんなで配りながら歯磨き粉の宣伝をする内に、だんだんと評判になってきたのだった。つづく感想!今日の見どころは鞠子さんかな。やっとちょっと進めたね。がんばったがんばった。これで儲けたとして、森田屋には宣伝費として何%渡すんだろ?本当に儲けたら後々揉めるぞ~。 PR