常子、マツに認められる 4/27(水) 今日のとと姉ちゃん 第21話(第四週) 第4週「常子、編入試験に挑む」 2016年04月27日 0 宗「全く大事なゴハチの客だったのによー」「ごはち?」照「五と八でかけると四十。始終来て下さる常連っていう意味です」「「ああ~!」」「感心しんしてるんじゃねえよー!!そんで、誰が間違えたんだい!?」「私たちは…きちんと言われたところに届けました…」「じゃあ、何で間違って届いてんだ!」長谷川「あっ」皆の視線が向かう。「いやあ…もしかしたら…なんすけど、リヤカーに積む時に上に載ってた松と竹の紙を落としちまって、すぐに乗せたんだけど、もしかしてその時…」「じゃあ、リヤカーに載せた時点で入れ替わっていたってことですか?」「てめー、どうすんだ、コラアア!?」まつが部屋の奥から出てくる。まつ「済んじまったことはしょうがないよ。まあ、本来なら配る時に気づくはずだけどね。松と竹じゃ、重さがちがうからね。それは素人を雇っちまったこっちが悪い」それを聞き、うつむく君子達。「いいかい、あんた達、うちには絶対に落としちゃなんねえもんがある。分かるかい?味と信用さ。問題は竹を配っちまったお客様をどうするかだ。お代を持って一軒一軒誤っていくしかないね」それを聞き、宗吉は怒りながらやってられるか、と奥へ消えてしまう。君「私が行きます。重さに気づかなかったのは私の責任です」常「私も行きます」「私も」そうして君子、常子、鞠子が誤りに行くことになった。当然、風当たりは強い。罵られながら全てを回り終えた頃にはへとへとだ。そうして3人が落ち合い、橋げたでたたずんでいるところに元凶の長谷川がやってくる。「おい、あー…悪かったな。俺のせいでさ。コレ、良かったらくってくれよ、シベリアだ」「?」もぐもぐ「おいしい(*´▽`*)」「だろ?俺ぁ、大将に怒鳴られるたびにこいつを買って帰るのさ。傷ついた心にはこの甘さが嬉しいんだよなあ」「…」何かを考え込む常子。常「やっぱり、行きましょう。謝りに」「「えっ?」」「は?もう全部謝ってきたんだろうが」「ええ、松を頼んだお客様には。ただ竹を頼んだ方にはまだ謝りに行っていません。もしかしたら、頼んだ方の中には森田屋の竹のお弁当が食べたくて頼んだ方もいたかもしれない。長谷川さんがこのお店のシベリアにこだわるみたいに。例えば、誰かと食べた大切な思い出のあるお弁当かもしれない。だから、こちらの方たちにも謝りに行った方がいいと思うんです」「そうね、そうかもしれないわね。行きましょう」「そうかぁ?…っておい、待てよ」納得いかないながらも今度は長谷川も付いていき謝りに回るのだった。ただ、今度は先ほどとは一転。どこの家も不思議そうな顔をして、わざわざそんなこと言わなくていいのに、という反応ばかりだった。---森田屋の様子を伺う隈井。それに気づいたマツに見とがめられる。「い、いやあ、君子さんたちいないなぁ、って思ってですね」「ああ、あの子たちはちょっと外に出てもらってんのさ。ちょっとゴタゴタがあってね」「…何かあったんですか?」「何でもないよ!それより何だい。あんた、女将に言われて来たのかい?」「いやいや!君子さんたちのことはついでですよ。あっしは・・・、そう、ここの大将に用事があって・・・」「俺になんか用かい?」「げ・・・。あ、いや~…、あ!大将やるんですよね?あっしと一局打ってもらおうかと思って…」聞いた途端、嬉し気に中へ案内する宗吉。---「大手」「へえ、やるねえ」夢中で将棋を指していると、表から「ただ今帰りました」の声。「悪いね、ちょっと行かなきゃいけねえ」そうして席を立つ宗吉。ひとりになるや否や隈井は店の方へ聞き耳を立てた。「何考えてるんだ、おめえら!!竹の客にも謝りに行ったて!?わざわざ恥の上塗りするようなことしやがって…」君子「わ、私の責任です。私が行こうといったので」「そうだよなあ!子供がそう言ったら止めるべきだよなぁ!!」まつ「待ちな!・・・常子、あんた何でそんなことしたんだい?」常「私は、そうした心意気が大事だと思って…」怒鳴り声に委縮しながらも答える常子。「長く商売をしていくのなら、きちんと本当のことを伝えていかなきゃいけないと思うんです。」「はあ!?商いを語るんじゃねえ、この素人が!」まつ「気に入った!」「常子、あんた分かってんじゃないか。商売で一番大事なもんは目先の儲けじゃないんだ。宗吉、分かってないのはあんたの方だよ」ぴしゃりと言われ、ばつの悪くなった宗吉は長谷川に八つ当たりして奥へ引っ込んでしまう。「ああ、いい人たちを雇えた!これからもよろしくお願いしますよ」戸惑いながらも笑う常子達。照代「改めて、よろしくお願いしますね」「!」「あら?もしかして笑顔が怖い?よく言われるんですけど、地顔なんですよ」「はは…」---隈井からの報告を聞き、満足そうに微笑む滝子。「常子お嬢さんは大した人物ですよ」「ふふ、やはり常子は内に入るべき人間だね」つづく感想!昨日不安を覚えた森田屋の経営ですが、社長のまつさんがしっかりした人でほっとしました。一番大事なのは味と信用。その通りだと思います。ただ、常子が謝った理由はすこし疑問でしたが…森田屋の知名度を知らないから、何とも言えないけど、初めて森田屋の竹を頼んだお客が勘違いしないためなんじゃないの?この豪華版が竹だと思い込んで、次に頼んだとき本当の竹がきたらがっかりしちゃうもんね。森田屋の面々、ひっじょーに癖はありますが、悪い人たちじゃないというのが分かってきましたね。ひっじょーに癖はありますが、悪い人たちじゃないというのが分かってきましたね。またヒロイン上げが段々出始めたけど、とと姉はきちんと根拠が描かれているのですっと入ってきます。朝ドラはヒロインに自己投影・共感もしたいけど、応援もしてくて見てるんだから。分かってるね!こういう地味ながら堅実に作ってる話づくりがウレシイですね。今日の注目:シベリアわたしも食べてみたい!!by美子 PR