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今日の とと姉ちゃん【感想・レビュー・あらすじ・朝ドラ】なゆログ

NHKの2016朝ドラ「とと姉ちゃん」のあらすじ・感想・絵日記。他にも関連情報をご紹介します。

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登場人物相関図 4/15現在

◆小橋家
父:小橋 竹蔵(こはし たけぞう)
母:小橋 君子(こはし きみこ)
長女:小橋 常子(こはし つねこ)(ヒロイン)
次女:小橋 鞠子(こはし まりこ)
三女:小橋 美子(こはし よしこ)
叔父:小橋 鉄郎(こはし てつろう)


◆材木問屋 青柳商店(君子の生家)
母方の祖母:滝子
若旦那:清
筆頭番頭:熊井 栄太郎



◆仕出し屋 森田屋
大女将:まつ
森田屋の主人 兼 板前:宗吉
妻:照代
娘:富江
板前:長谷川哲典



◆常子が出会う人々
常子の親友:中田 綾
帝大性:星野 武蔵 (常子と恋?)
常子・鞠子の恩師:東堂チヨ
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小橋 鉄郎(こはし てつろう)-登場人物

小橋 鉄郎(こはし てつろう)

叔父
竹蔵の弟・三姉妹の叔父。
幼い頃両親を亡くして以来、兄・竹蔵とともに二人だけで生きてきた。
性格は兄と真逆できわめていい加減。
定職にもつかず、うまい儲け話を求めて全国を渡り歩く風来坊。
普段は、頼りにならない存在だが、男子のいない小橋家のピンチには神出鬼没に現れ、度々その危機を救う、なくてはならない存在。
戦後まで小橋家の四人を支え続ける。

演 - 向井理

まあ、梅ちゃん先生の陽造おじさんですね(^_^;)
話の展開役としていていれると便利な存在。


小橋 竹蔵(こはし たけぞう)-登場人物

小橋 竹蔵(こはし たけぞう)

 
 
常子たち三姉妹の父。
浜松の染物工場の営業部長。
仕事熱心であるが、同時に家庭を深く愛し、眠る時間を削ってでも家族との時間を大切にする良き父。
性格は物静かで、他人ともめるのが嫌い。
そのため営業先にも好かれている。
常子が11歳のときに、結核で死去
死の間際、長女・常子に「ありきたりの毎日を大切にし、家族のことを頼む」と言い残し、この世を去る。その言葉を常子は終生まで胸に刻むことになる。

演 - 西島秀俊

・家訓を決めた。
「朝食は家族皆でとること」
「月に一度、家族皆でお出掛けすること」
「自分の服は、自分でたたむこと」


・みかんは揉んで食べるのが好き。注意されてもやめられなかった。







放送一週間なのに、竹蔵ロスがあったとかなかったとか

でも気持ちはすっごくわかります!!

それくらい素晴らしい父親でした。何となジブリ映画に出てきそうなお父さんですよね。

ただこの朝ドラは「とと」姉ちゃんなので、折に触れいなくなった竹蔵の面影に触れることは出来ると思います。

小橋 君子(こはし きみこ)-登場人物

小橋 君子(こはし きみこ)

三姉妹の母。
東京深川の材木問屋のひとり娘として生まれる。
性格はおっとりしていてのんきだが、その昔、竹蔵との結婚をめぐって実母・滝子と対立するという激しい面も。あくまで影ながら家族を支える存在として、後々まで女四人の家族の精神的なよりどころであり続ける。
娘たちに、当たり前の暮らしの大切さを生涯をかけて伝え続ける。

演 - 木村多江

・夫、竹蔵亡き後、工場に出て検反という作業をやって生活費を稼ぐ

・君子の名は百人一首の歌から名前を付けられた

・天然 
紅葉狩りに行ったおりは張り切り過ぎておにぎりを作り過ぎ、夕食にも出ていた。



「とと姉ちゃん」を引き立てる優しく女性らしいお母さん。

とにかく大好きです!!こんなカワイイお母さんになりたい~~!!

引っ張っていくタイプではないけど小橋家の核だと思います。彼女の存在がしっかりあるから三姉妹は安心して日々を過ごせているんでしょうね。

4/15(金) 今日のとと姉ちゃん 第12話(第二週)

社長「申し訳ない。実は、他にも結核になった社員が何人かいるんだ。
そんな中、キミたちだけを特別扱いするわけには行かなくて…申し訳ない!」
君子「そんな…顔を上げて下さい」
「ずっと言えなくてな。酒の力を借りにゃ言えんかった」
「今まで…ありがとうございました」
膝をつき、頭を下げる君子。家族もそれに倣った。
---
「大売出しだよー」
八百屋での特売。主婦が群がる中、常子と鞠子も奮闘する。
なんとかいくらかは買えるも、主婦たちに比べたら戦果は情けないものだった。
「はー、もっと体力付けないと。おばさまたちに勝てないわ」
「これからは大売出しで買い物しなきゃいけないものね」
そこにバカ兄弟の上2人が通りかかる。
弟「おお~?なーに、山芋なんて持ってるんだよー」
「は?安かったから買ったのよ。絡むにしても、もうちょっとマシな絡み方しなさいよ」
「ほんと。バカみたい」
「なんだとー!兄ちゃん!言い返してやってくれよ」
先ほどから食い入るように常子を見ていた兄。そのままずいっと常子の前に近づくと
「山芋…安かったのか」
「は?だから、そうだって言ってるじゃない」
「…。よかったな」
「「「ん?」」」
そうして立ち去る兄。弟が慌てて後を追う。
「具合でも悪かったのかしら?」「さあ?」
帰り道、見覚えのある姿。
塀から飛び出す琵琶の木を見入っているのは…「ねえ、あれ。おじさんじゃない?」
「ほんどだ。おじさーん!」
すると、鉄郎は顔を隠して慌てて逃げてしまった。
「?」
「ねえ…まさか、今話題になってる泥棒って、鉄郎おじさんだったりして」
顔を見あわせる姉妹。
「「ないないない」」
「そんな度胸ないって!」
「あははは。せいぜい、びわ泥棒をするくらいよね」
---
家路につく途中、急な雨に降られてしまいずぶ濡れになる二人。
「ただ今帰りましたー、うわーびちゃびちゃ。気持ち悪ーい」
奥からおかえりーと母の声が聞こえる。
「はやく着替えなくちゃ」
部屋に行くとそこには畳に寝ころんでいる美子の姿。様子がおかしい。
「よっちゃん?どうしたの?…気分が悪いの?熱でもあるの?」
「…どっちも…」
「大変!かかー、美子が「だめ!」常子を遮る美子。
「心配させちゃうから…」
騒がしいことに気づいたのか、君子が部屋にやってくる。慌てて常子に変わり美子を掻き抱く。
「美子・・・!いつから、こんな風に?」
「…運動会のあとくらいから」
「どうして言ってくれなかったの?」
「だって、お医者さん行くとお金、かかるでしょ。うち、これから社長さんから、お金もらえなくなっちゃうって言ってた。
これからはカカが働いたお金だけになるって。
カカが手を真っ黒にして働いてくれた大事なお金、使えないもん」
「美子…、ごめんね」
---
夜になってしまい、外は嵐。仕方なく自分たちで出来る限りの看病をする。
「熱、また上がってるみたい」
その様子を見ていた常子。意を決したように立ち上がり、カッパを身に付ける。
「どうしたの、常子?」
「お医者さんを呼んできます。
…あんな様子の美子を見てるしかできないなんて…辛いんです」
「だめよ!こんな暗くなって、雨もひどい中、あなた一人行かせられる訳ないでしょ。
あなたは女の子なのよ」
「じゃあ、2人だったら!?」
君子が振り向くと、鞠子が立ち上がってこちらを向いていた。
「私も一緒に行きます。それならいいですか?」
---
降りしきる雨の中、姉妹二人が飛び出していく。
「気を付けるのよ」
心配しながらも送り出す君子。
どれだけ走っただろう。
「ねえ、さっきから、誰かつけてきてない?」
「後ろ見て確認してみてよ」「いやよ怖いじゃない」「……」
2人してそっと振り向いてみると、そこにいたのは…
「おじさん!」
---
「風邪ですね。薬を飲んでゆっくり寝てれば治りますよ」
ほっと胸をなで下ろす3人。
一方、浴衣に着替えた鉄郎は台所で梅干しをつまんでいた。そこに姉妹がやってくる。
「おう、どうだった?」
「心配ないって」
「そりゃよかったな」
「おじさんも、さっきは助かりました。やっぱり女二人じゃ心細かったから。
…でもどうして、あんなところにいたんですか?」
言いにくそうにする鉄郎。
「ほんとは来たくなかったんだけどさ、暗くなるし、雨降るし、やっぱり泊めてもらおうと思ってさ。この家にきたら、ちょうど出てくるお前らを見たってわけだ。
実は、ガラガラの話がだめになっちまってさ。
お前らにゃあんなに大きいこと言っておいたのに、合わす顔なくてさ。まさか、米を食ってあんなに怒られるなんて思わなかったからさ!
困ってんだな、金」
あいかわらずのおじさんにふふふ、と笑う姉妹。
「あ、じゃあ。昼間はどうして逃げたの?」
「あれはー、びわをとろうかと思ってたところに急に声かけられたからさ。驚いて、逃げちまった」
冗談が本当だったと知って、いよいよ面白くなった姉妹。笑いが止まらない。
「もー、うるせーなー!常子、何か作ってくれ!鞠子、茶!」
「ハイハイ」
くすくす、笑いながら返事をする姉妹だった。
---
翌朝、大雨がウソのような快晴。
「だいぶ下がってきたわね、お熱」
「もう寝てるの飽きた。遊びたい~」
「だーめ、まだ寝てないと。今日は日曜だから、一日ここにいるからね」
「じゃあー、おでこに手をあててください」
「こう?」
「冷たくて気持ちいい」
久々に母に甘えられ、うふふと笑う美子。
そこに「ごめんくださーい」玄関から女性の声。
「はーい、あら、大家さん」
「ちょっと」「?」外に呼び出す大家。すると内緒話をするようにコソコソと話だした。
「じつはさー、てっちゃんに頼まれたのよ。家賃を負けてくれないかって。まあ、大変なのは分かるんだけど、それは無理だって話して、ね?」
「まあ!すみません。大丈夫です。滞納したりは致しませんから」
「援助がなくなったんだって?貯金を切り崩してやっていってるんだろう?」
「……」
「あ、いや、いろんなところで聞くのよ。噂よ、噂。
まあ、ほんとに困ったらさ、そういう人を紹介させてもらうから言ってよ。ね?悪いようにはしないから」
「はあ?」
まわりを見まわして耳打ちする大家。
「だから、妾よ。妾」
「めかけ!?」
「たくさん囲っている人がいるのよ。これが金払いのいい人でさ。その時は紹介してあげるから。あ、住所だけ!先に教えとくわよ。ね?」
「は、はあ」
じつはそれを聞いている影がいた。美子だ。
起き上がり台所に行くと哲郎がいた。
「ねえ、おじさん」「んー?」「めかけって何?」
---
桜の木のところにやってくる常子と鞠子。
「もう、何なんですか。この手紙、果たし状みたい」
紙には筆で「桜の木の下に来い」と大きく書かれていた。
「んー、実はおねえさんがなー」コソコソコソ
「…
めかけ!?」
つづく

感想!


今日も安定の面白さ。

おばちゃんは大家さんだったんですね。この人も端役なのにいい味出してる。
お妾さんか~。
ととを深く愛している君子さんだけど、博愛主義者だからいざホントにお妾さんになったらしっかり支えてくれそう。
いい人だから絶体情が移っちゃうよ。そして舞台は昼ドラへ…
ならないけどね。
公式の登場人物に出ていた君子の実家に移るんでしょう。
ただ一つ気になるのが、なんで収入減したのにさらに人も少なくなったのに、同じ家に住み続けるの?しかも借家だし。というのが気になった。
思い出の家から離れたくない。
いまいち遠州の街の規模が分からないが、引っ越しを気軽にできるほど借家はたくさんない?
さらに、セットを組み直すほど予算は余ってない(笑



面白かったけど、ずっと出てるテロップとあさイチの中止で、やっぱりニュースが気になっちゃう。
九州のみなさん大丈夫でしょうか。

九州地震関連の放送変更

【お知らせ】

4/14(木)第10回のBSプレミアム夜11:00の再放送は休止になりました。
4/15(金)夜11:00〜第10回、11:15〜第11回を再放送します。



九州地方では、4/15(金)第11回の朝8:00の放送は休止になりました。
4/16(土)朝8:00〜第11回、8:15〜第12回を放送します。


4/16(土)朝8:00〜第12回が、月曜朝8:00〜に変更。8:15〜第13回。

4/16(土)BSP後に、第12回放送予定。


東京フラグ立ちました♪ 4/16(土)今日のとと姉ちゃん 第12話(第二週)

「めかけってあの妾?まさか、そんなわけ…」
「でも金に困ってんのはたしかだよな~。姉さんが紹介してもらいたいと思っても仕方ねえよな。
じゃ、もういかねえと。新潟ではちみつの行商が儲かるって話があったんだよ。じゃな」
「ちょっ、ちょっと」
無責任にも難問だけを出して置いたまま立ち去る哲郎を、姉妹は茫然と見送るのだった。

---
「どうしよう…」
「やっぱり、お金稼ぐしかないんじゃない?お金さえあれば、かかはそんなところに行かなくて済むんだもん」
「でも・・・私たちだけで?」
「うん…でも、やるしかないじゃない」
そうして、家に帰りついた姉妹。
「常子―。鞠子ー。お夕飯の支度、手伝って―」
「「はい」」
---
翌日から、常子と鞠子はあちこちに仕事がないか探して回った。が、
「女なんか足手まといだぜ」
結局、女が仕事をすることがいかに難しいことか痛感するだけであった。
---
家計簿をつける君子。「ふーん、ふん、ふん♪」楽し気な鼻歌を歌っている。
その様子を寝室から伺っていたのは鞠子だ。
美子をポンポンと布団で寝付かせている常子に声を掛ける。
「ああ、不安になってきた…。かかが鼻歌を歌う時って 不安な気持ちで悩んでいる時が多いと思うの」
美子は寝付いたのだろう。常子が鏡台の方へ移動する。
「毬ちゃんも、気が付いてたかー」
「ねえ、引き受けようとしてるのかな、断ろうとしているのかな」
「そんなの分からないわよ」そう言いつつ、爪を切り出す常子。
「あ 駄目よ。夜に爪をきると早死にするっていうじゃない」
「ふふ、意外とそういうの、気にするんだ。
あのね。夜と爪で 世を詰める、つまり早死にっていう意味になるでしょ。つまり、しゃれみたいなもんらしいわよ」
「へえ、そうなんだ」
「それだけじゃないのよ」
「かか!」
襖を開けて入ってきたのは君子だ。
「おふろに行こうと思ったら耳に入っちゃって。
昔ね、お百姓さんたちがまだ貧しかったころ、夜は灯りもまともに付けれなくてまっくらだったらしいの。
そんな暗い中で爪を切っていたら、傷をつくってしまって。そこからばい菌が入って
手足をなくしたり、なくなることもあったそうよ。
迷信めいたものにして昔の人の知恵を伝えているのね。
おじゃましました。おやすみなさい」
そうして立ち去ろうとする母を呼び止める常子。
「かか!…えっと、
最近、なにか悩んでいる事ないですか?なんとなくそういう風に見えたから…」
「あら、態度に出ちゃっていたのね…。ごめんなさい。
でも大丈夫。たしかに悩んでたことあったんだけど、答えは出したから。
あなた達は何も心配しなくていいのよ」
そう言って立ち去る君子。
残された姉妹は…
「「あああああ~!! どっち、どっち?」」
常子「でも、どっちにしろお金あれば行かなくて済むわけだから。・・・あ。はと!
ほら、おじさんが大阪じゃ食用にしていて高く売れるって言ってたじゃない。
捕まえたらお金になるわ」
鞠子「…どうかなー、おじさんの言ってたことだし」
「じゃあ他に何ができるの!?かかがお妾さんになってもいいの?」
「う、うん。そうよね。やるわ」
「私もやるー♪ わたしも鳩、捕まえる!」
「美子、あなた起きてたの!?」
そうして鳩大作戦が始まった。
一方、仏壇の前では君子が遺影を見つめてひとり、ため息をついていた。
---
肉屋のおじさん「鳩?ああ1羽○銭で買い取るにー」
「「「おー♪」」」
「おじさん、ホントのこと言ってたんだ。おじさん、ありがとう。
頑張って鳩をたくさん捕まえてくるね」
そう言って走り去る姉妹。
「え?捕まえるって…、おーい!」おじさんが声を掛けた時にはすでにはるか彼方なのだった。
---
「かかれー!」
「えいッ」
網で掬おうと奮闘するも、当然全く捕まらない。
---
君子は手紙をしたためていた。その手紙には「生活」「 援助」などの言葉が並ぶ。
いったい誰に送るのか。
---
作戦を練り直した姉妹たち。
カゴに罠を付けてまつ戦法に変更だ。ただ待てども待てども・・・来ない。
「ねー、まだー?」
「焦らないの。鳩が我々を意識しなくなったその時が勝負!」
「「・・・はーい」」
その時一羽の鳩が近づく。と、と、と…
エイッ!
「「やったー!!」」
常子「まだまだ行くわよ」ドヤ!
---
鞠子「ひーふーみーよー・・・10羽ってことは「「「5円!?」」」
おおーーーー!盛り上がる三姉妹。
一方、郵便受けを見る君子。手紙が来ている。それを読み一人考えこむ。
---
「ええっ!買い取れないってどういうことですか!?」
「だからー!注意しようとしたらその前にいなくなっちまったもんだから。
これはみんな土鳩!売れるのはキジバトだよ!こんなの一銭の価値もねえよ」
「ええ~…」肩を落とす三姉妹。
---
「じゃあ、お世話になります」大家のうちで電話を掛ける君子。
---
「「「ただ今 帰りましたー」」」
「かかー?」
「かか、どこにもいないよ。早番だからもう帰ってるはずなのに」
「とと姉!」「なあに?毬ちゃん」
「かかのお着物が!余所行きのいいお着物が…」
着物はなくなっており、それを包んでいた紙だけが残っている。ということは余所行きの服を着て出かけたのだ。どこに?嫌な不安がよぎる。
美子「かかの髪飾りもない!」」
不安が確信に変わる。
「かか!」
---
かかー かかー
急いで探し回る3姉妹。いた…違う、人違いだ。いない、どこにも。
町中探し回って、海岸まで探して。それでもいない。
「いた?」「ううん」「こっちもいない」
そうして荒い息をつく顔をふと上げると、長い橋の上、一人歩くかかを見つけた。
「かかー!!」
叫んで三人が君子に抱き着く。
「待ってください!私なんでもしますから」
「行かないでー」
「そうです。ちゃんとした鳩をつかまえれば何とかなるかも」
君子「鳩?? ちょっと待って、どういうこと?」
「だって かか。私たちのためにお妾さんになろうとしてたんでしょ。そんなの嫌です。ひとりで抱え込むなんて、止めて下さい!!」
唖然とする君子。その後、それは笑顔に変わる。「あはは、ちょっと座りましょ」
---
「まず言っておきます。私はお妾さんになるつもりはありません。
第一お話を頂いた後、すぐにお断りしたのよ」
それを聞いて美子に視線を向ける常子と鞠子。
「そういえば、最後まで聞かなかったかも…」少しばつが悪そうな美子。
ほっとするも、新たな疑問が出てくる。
「では、かかはどこに行こうとしていたのですか?」
「…女学校です。転校の手続きについてちゃんと聞こうと思って…」
「転校?」
気まずそうな君子。
「実はね、母のところにお世話になるかどうか、悩んでいたの。
私の母。あなた達のおばあさま」
鞠子「え、でもかかのおばあさまはもう亡くなってるはずじゃ…」
思ってもいない人の名を聞き、呆然とする姉妹なのだった。
つづく

感想!
はい、安心の展開。私たちの君子さんはやっぱりお妾さんなんか行きませんでしたよ~(*´▽`*)
分かってたけどね!
思いの外、思わせぶりな描写を差し込んでてびっくりしました。
でもこうして見るととても素敵で母性溢れる「かか」だった君子さんなのに、色気のある女の顔に見えるもんだから、女優さんってすごい!
夜に爪を切る話はトリビアで感心しました。なるほどねー。
ただ夜に爪を切る迷信ってうちの辺りだと『親の死に目に会えない』だった気がするけど…どうだったかな。
ともかく、来週は江戸っ子チャキチャキ美しい おばあさまに会えるので こりゃまた楽しみです♪

三馬鹿・長男がふてくされて泣いてるよ 4/18(月) 今日のとと姉ちゃん 第13話(第三週)


君子「18年前 いろいろあってね。 かかとおばあ様は 仲たがいしてしまって、そして私は 家を飛び出したの。

その時もう二度と会わないと心に誓ったわ」

「じゃあ、おばあさまは まだお元気で…」

「ええ。母の家はは東京の世田谷にある材木屋なの。

父が亡くなってからは、母がひとり切り盛りして私を育ててくれたわ」

美子「かかと一緒だ!」

苦笑する君子。

「そうだけど…。母はとにかく厳しい人でね、いろんなことを自分で決めてしまうの。あれを習え、これを習え。ついには結婚相手まで。

母にとっては昔から続く材木屋を守ることが何より大切だったのね。

自分で選んだ婿入りしてくれる男の方と私を添わせようとしたのだけど、私には その頃すでに竹蔵さんという気になる方がいたから。そこはきっぱりと 拒んだの」

美子「ととのことだ」盛り上がる姉妹。

「その結果、だったら出ていきなさい、と言われてね」

「「「…」」」

怖そうな祖母の話にみんな黙り込む。

「それから一切会わないつもりで浜松に来たの。

もう連絡しないつもりだったんだけど、情けないことで私のお給金では みんなの学費まで工面できなくて…。貯金ももうわずかになってしまったし。

手紙は出したものの、返事がないことも覚悟してたんだけど、かかは返事をくれてね 。

荷物まとめてこっちにおいでって。

私は電話で ありがとうございますって伝えて―」

気づいたように常子が口を挟む。

「ということは、私たちは東京にいくということですか?」

「ええ。私の実家に」

展開の早さについていけない姉妹の様子にようよう気づいた君子。慌てて言葉をつなぐ。

「あ。もちろんあなた達が賛成してくれたなら、なんだけど…どうかしら?」

「「「・・・」」」


---


寝室


「どうしたもんじゃろの~。

・・・毬ちゃんどう思う?」

「よく分からない。でも今までだって、ととがいなくてなんとかなったんだし。これからも皆で力を合わせれば、何とかなるんじゃないかなあ」

「生活はね。

でもこのまま 浜松にいたら、学校に行けなくなるのは確かね」

「…。そんな、わたし…」

「前にね、かかが言ってた。私たちが学校に通うのはととの願いなんだって」

「トトが?どうして?」

「学校でいろんなこと学んでほしいんだって」

「へえ。

…だからって…、かかがずっと仲たがいしてたおばあさまと一緒に暮らすなんて ちょっと心配」

「大丈夫よ かかのお母さんだもん」

美子「ねえ、東京には美味しいものある ?」

「! そりゃあ、あるでしょう。都会だもの」

「じゃあ、わたし東京にいく!わたしハヤシライス食べたいんだ♪

あと、サンドイッチに、クリームパンも」

「もう(笑)よっちゃんは~」

「 あとオムレツでしょ。他にも・・・」


---

台所で朝食の準備をしている君子。

姉妹がそろってやってくる。

「おはようございます。
夕べ、遅くまで話し合いました。

東京で、おばあさまのお世話になりたいと思います」

驚きと喜びの表情を浮かべる君子「いいの?」

「はい。

…本当は心配も不安もあります。でもカカを育てた人だから、どうしてもお会いしたいなって。

それにどんな人かは会ってみないと分からないし」

美子「私はハヤシライス♪」

君子「え?」

「くすくす。昨日東京に行ったら何が食べたいかって話になったんです。そしたら寝るのが遅くなってしまって」

鞠子「私はワッフルかな」

美子「それはわたし~!」

常子「じゃあ、わたしはプリン」

「それもわたし~!」

くすくすくす。

そうして、引っ越しが決まった。

------

引っ越しの日。

近所の人?にも手伝ってもらい大忙し。走り回る常子。

「お願いしますね」「かか手伝います」

そうした中で見つけたのは箱に入ったたくさんの貝殻。

「これ、懐かしい~!」

美子「? なんなの?」

「昔みんなで集めたのよ。ととも一緒にお出かけしてね。誰が一番大きな貝殻を集めるかって競争して。」

美子「…全然覚えてない」

常子「あー・・・あっ!この一番大きいの見つけたのよっちゃんなんだよ。
ととすっごい褒めてさー」

「そうそう!」

「ほら、耳に当てておーい、波の音が聞こえるぞーってやってね」そう言って貝殻を耳に当てる常子。

美子「・・・ほんとだ、聞こえる!」

「じゃあ、私も」「私も」みんなそれぞれ、貝殻を耳にあて、目をつぶる

ざざー・・・

ゆったりした波音が聞こえ・・・

おほん!

「あのー、まだかいや~?」遠慮しながら声を掛けるおじさん。

「ああ!ごめんなさい!」

そうしてまた片付けを再開!!

ふじさん、ふじさん…掛け声をかけて運び出す。

ピカソの絵も持っていき、家訓もしっかり包んで。もちろん家族の写真も大切にしまいます。

そうして、全ての荷づくりを終え、荷物をリヤカーで男たちが運んでいった。

見送る君子・美子・鞠子。「ふう、戻りましょうか」

家の中には先に戻っていた常子が柱を触っていた。

家の中はからっぽになってしまっても、思い出は残ったまま。

何よりも竹蔵との思い出がたくさん詰まっていた。

「常子?どうしたの?」

常子は畳の上で一人正座をしていた。

「んー…ととのこと、思い出してただけ」

その言葉に、みんながゆっくりと座り込む。正座で。

そうそれは、かつての自分の居場所。

竹蔵がいた頃の食卓での座っていた場所だった。



(いただきます)

(とと、おいしい?)

(おいしいです)

懐かしく大切な思い出。


それをしばらくの間だけ、噛みしめて常子は立ち上がる。みんなも。

そして思い出をいくつ染むように丁寧に家の掃除を始めるのだった。

「ありがとうございました」

家に感謝を込めて。

つづく


感想!


ラストは反則です。

あの畳が食卓なんて、全然気づかなかった。

簡単に泣かない家族にも余計にグッときます。そうですよね。もう竹蔵の死から数年が経過し、悲しさは丸くなって優しい思い出として残っているんでしょう。

泣かそうとするべたなドラマの数倍泣けます。

こうしたリアルさに弱いんです。

年をとってからドキュメントにめっぽう弱いの。

それにしても、恋の火が付いた玉置長男、完無視でしたね(笑)

まあ、尺的にムリだし流れが乱れるから、致し方ないんですが。

花アンみたく幼馴染再開ルートが出てくるんかな?今後に期待~!




公式サイトのあらすじ

母・君子(木村多江)の突然の告白により、祖母の存在を初めて知る常子(高畑充希)。結婚を巡り絶縁していたが、生活に窮する今、わだかまりを捨て援助を乞うたのだという。三姉妹は竹蔵(西島秀俊)との思い出の地に別れを告げ、新天地へ向かう。着いた先は、東京・深川。祖母・滝子(大地真央)は老舗の製材問屋「青柳商店」の大女将だった。初めて見る祖母に喜ぶ常子たちだが、一方で君子は滝子の思惑を知り、再び対立する…。



雑誌創刊には、東京に拠点を移すのは必要不可欠。いよいよストーリーも役者が出そろって本格的に進んでいくんでしょう。

しかしながら、静岡でのロケがあまりに美しすぎて、残念な気持ちがあるのも正直なところ。

あと随所に出てくるとと との思い出も段々出てくることは減ってくるんでしょうか。
記憶は段々と薄れていく…人としても自然な流れではあるものの、寂しいよ~~~!ととーー!

予告で、「常子にうちをついでもらう」なんて感じのことを真央さんが言ってらっしゃってましたね。

押せ押せで元気な常子とチャキチャキおばちゃまは馬が合いそうな予感がします。
始めの波乱をどう乗り切るか、楽しみです。

ばば様登場! 4/19(火) 今日のとと姉ちゃん 第14話(第三週)

荷物を目いっぱい抱えた常子達。
小橋の表札を手に取り、感慨深げにしていると「常子ちゃーん」
「工場のみなさん!」
「お見送りだけになってしまって申し訳ない。どうか向こうでも元気に過ごしてください。…あ、社長!」
木の影に隠れる社長。
「もう!社長、ずっと小橋さんたちが引っ越しするのは自分のせいだって気にしてて。今日も来ないつもりだったんです」
「来る前に一杯ひっかようとしてたんで、慌てて止めて「ああ、言うな、言うなっ」
申し訳なさそうに出てくる社長。
「そんな…、お気になさらないでください。今まで本当に良くして頂いて、私たちにはただただ感謝しているんです。ありがとうございました」
頭を下げる家族。
「身体だけは気を付けて。頑張ってのう」
そうしている内にまた別の声が聞こえる。「常子ー」「鞠子ー」学友たちだ。
「寂しくなるに―」
「うん…。あ、またオモシロイあだ名を思いついたら、手紙で送るね」
「うん」
犬をつれて大家さんも見送りにやってきた。
「浜松に来ることがあったら、顔見せてや」「はい」
「皆さま、名残惜しいですがこれで失礼をいたします。
本当にありがとうございました」深々と頭を下げる君子。姉妹もそれに倣う。
---
砂浜で染物の仕事をしている玉置長男。でも手は止まり、ぼおっと何かを考えているようだ。
「あのー」
「?」声をかけられた方を見ると、なんと常子が!
家族と一緒で、みんな手にはたくさんの荷物を持っている。きっと汽車へ向かう道行に寄ったのだろう。
次男「あ、おめえ。何しにきたんだよー!!」さっそく絡んでくる次男。
それを叩いて、常子に詰め寄る。
「・・・ちょうどよかった」
ん?怪訝そうな顔をする常子。次男も三男も??といぶかし気に長男を見ている。
「餞別に…やる」そう言ってずいっと布地を常子に差し出す。
広げてみると淡い色合いで花などが描かれている手拭いだった。
「俺が、染めたんだ」
「へー、きれい」
「う、運動会で手拭いもらったからっ、その礼だ…ッ。そんで何の用だったんだよ」
「あ」
「何か言い残したことでもあるんか!?」(ワクワク
「最後に上りたくて」
「・・・は?」
「親方に頼んでもらおうと思ったんだけど、いいや。自分で話してみる。あ、手拭いありがとね」
そう言って走り去る常子。
鞠子「まさおくん」振り返る次男。
「仕事頑張って。立派な職人になってね」
美子「みきおくん」振り返る三男。
「悪さばっかりして、廊下で立たされないようにね。」
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はしごを躊躇することなく登っていく常子。
親方「相変わらず大した度胸だ。女にしておくのは惜しいぜ」
その姿を見ていた鞠子と美子。「私も登る」「私も」と後に続く。
眼前には浜松の景色が一面に広がっている。
「もう、お別れだね」
真ん中に立つ美子は姉たちの手をぎゅっと握った。
櫓の上に上ると、どうしてもあの時のことが思い浮かぶ。
昔むちゃをして登って降りられなくなったこと。
トトが自転車で駆けつけてくれて。怒られて。でも
「自分で考え、行動したことは素晴らしいと思います」
褒めてくれた。
そして…
「常子にはととの代わりになって欲しいんだ…。かかや、鞠子、美子を守ってほしい」
大切な思い出を胸に、常子は故郷に別れを告げるのだった。
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汽車の中、向かい合わせておにぎりを頬張る家族。
そこに見覚えのある影が…。
「ちょっと、ここ。座らせてもらっていいかい?」
「! おじさん!」
「びっくりしたぜー、家に行ったらもぬけの殻なんだもんよ。大家に聞いて、手紙もらっちゃったよ」
君子「だって、しょっちゅう色んなことに出てらして、どこに出したらいいか、分からなかったんですもの」
「ちょうどよかったぜ、俺も東京行くからさ、一緒に行こうぜ」
常子「あら、おじさんは新潟に行くんじゃなかったんですか」冷たい視線を向ける。
美子「また失敗したんだー(笑」
軽口をいう美子から握り飯を取ってやる。「あー!返してよー」
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東京!祖母の家の周りは河があり、木がたくさん浮いている。
たくさんの男たちがせわしなく働いていた。
常子「木のいいにおいがするー♪」
「よそもんか?」じろじろ。上機嫌だった常子だが、遠巻きながらも不躾な目を回り中から向けられて戸惑う。
「なんで、みんな睨んでくるの?」
「地場の男たちはみんなこうよ。行きましょ」
哲郎含め一行は青柳家へやってくる。
哲「ずいぶんご立派な家だなー…じゃあ、俺はそろそろ行くわ」
「えっ」常子達が驚く間もなく立ち去る哲郎。「じゃあな~」
常「さては居場所を知るためについて来たのね」」
毬「また困ったらせびりにくるつもりよ、きっと」
後ろの騒ぎをよそに、君子は実家の玄関の立ち尽くしたまま動けなかった。
顔には緊張の色がにじむ。
「お店に何か御用で?…おじょうさま?君子お嬢さまじゃないですか!いやあ、お久しぶりで」
「あ…隈井さん。ご無沙汰しております。こちらは番頭の隈井さん。
私が小さいころからずっとお世話してくれていたの。
隈井さん、常子、鞠子、美子です」
「はじめまして」
嬉しそうに君子を向かえる隈井。だが、わざわざ迎えに出たわけではないようだ。
「この度は、お世話になります」
「え?」
「何も・・・聞いていないんですか?
そうですね。母にとっては私たちのことなんて取るに足らないことですよね」
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玄関から上がろうとすると、大勢の店の者が出てきて、一堂に頭を下げた。
「おいでなさいませー」
長い廊下を渡る。たくさんの人がいて、とても大きいお屋敷だ。
家族は隈井に先導され、奥の部屋に通された。
「君子お嬢さまはそりゃあ美しくてねえ。近所のガキどもなんてチラッと見たらぽーっとなっちまって…っと、俺が話し込んでもいけねえ。女将さんを呼んできやす」
「あの!」立ち去る隈井を常子が呼び止める。
「おばあさまって・・・どんな方ですか?」
「女将さん、ですか・・・。こいつあ、難しい質問だ。
うーん、一言でいやあ、青柳家商店そのもの、ですかね」
「そのもの・・・」
ふたたび呼びに行こうと隈井は襖を開けると、そこには人影が。
「おっとっと。あ!女将さん!すみません。今呼びに行こうとしたところで」
背筋のすっと伸びた女性が部屋に入ってきた。
表情はなく、厳しい目を君子達に向ける。
「…ご無沙汰しております。この度はお世話になります。
こちらは常子、鞠子、美子です」
「「「はじめまして」」」
君子に続いて頭を下げる常子達。
こうして祖母と始めて対面をしたのだった。
つづく

感想!
昨日のとと絵でも見かけましたが、兄弟&哲郎ちゃんと回収されてよかったね。
とくに兄弟は笑えました。三男の目つきが最高です。
真央おばばのお顔は最後にやっと出てくるんですが、その姿勢だけで美しさが伝わってきますね。